橈骨神経麻痺で痛みは出るか?
2024/10/30| カテゴリー:お知らせ
橈骨神経麻痺発症直後の患者さんで痛みがあるケースは多くありません。
最初から痛みがあるという場合は上腕の圧迫をした部分に打撲痛のような痛みを訴えられる場合がほとんどですが、これは1週間ぐらいで自然に消えていくことが多いです。
発症直後の橈骨神経麻痺は痛みを伴わないもがほとんどだと思います。
しかし、発症からしばらくたって動かないのに無理に使ったり、リハビリを頑張りすぎると途中から腕のだるさや痛みが出てくるケースは多くみられます。
リハビリをして適度に動かしていくことは不可欠ですが、その時点での能力以上の使い方をしてしますとそれがだるさや痛みへとつながってしまいます。
日常生活は最小限に使いながら、無理のかからないリハビリを続ける、麻痺の改善の程度をみながら段階的にリハビリの量を増やしていくと麻痺している神経や周りの筋肉への負担が少ないので、痛みを出さないで動きを回復させていくことができます。
使いすぎて痛みやだるさが出てしまうと、しびれもとれにくくなります。
上手にリハビリをして回復軌道に乗せていくことが大切です。
リハビリの仕方は下のビデオを参考にして頂ければと思います。
第1回 橈骨神経麻痺のリハビリ(まずはグーから治していこう編)